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君と明日も廻していこう
救急集中治療医学/救命救急・集中治療の特徴は、コラボレーションだと思います。多種多様な急性期医療の得意/専門分野を持った救急集中治療医が集い、各専門診療科や、メディカルスタッフと力を合わせて,患者さんをひとりひとり救って行く、これが私たちの使命でもあり目標でもあります。
しかし現実はそう容易ではありません。急速に展開する病態故に、また、医療の限界を超えた複雑性や困難性故に、救命しえない、社会復帰し得ない事例を経験することは希ではありません。不良な転帰は、現場の協力体制を大きく阻害する要因となります。
一方で、転帰を改善しうる余地があるからこそ、総力を結集する意義があると捉えることも出来るでしょう。我々は現実に真摯に向き合い、限界を認識しつつも、可能な限り提供しうる知識と技術を持って今日も診療に当たるのです。その中で、ひとりひとりの医療従事者が進化し続ける努力を止めないこと、そしてその力を上手くコラボすることを目指すのです。
私たちのこの取り組みや考えに共鳴し、加わって頂ける仲間を、求め続けています。
"今日も廻ってる あぁ この世界 愛しき世界 君と明日も廻していこう"
『進化論』 Mr. Children
ひろしまの丘にて
ここにきて,考えたこと
そう遠くない昔に,失われなくてもよい多くのいのちが奪われたこと
しかし,残った人々の手により,この街はみごとな回復を遂げたこと
それもこれもみな,人の営みの側面であること
そして今もなお,一見平和なこの街の中で、失われなくてもよい命が失われようとしていること
できることは限られているかもしれない
失われてしまういのちの方が多いかもしれない
しかしできるだけの英知と技術をあつめて,救えるいのちを救おう
広島に生まれた人も,外から来た人も
みんなが集い,ちからを合わせて救えるいのちを救おう
そんなことを,桜の散る春の日に,ひろしまの丘で考えた
沿革
- 1996年11月1日
- 医学部救急医学 開設
大谷美奈子教授 就任
- 1997年4月
- 医学科学生の救急車同乗実習 開始
- 1998年
- ICUに専任薬剤師 配置
- 2000年7月7日・8日
- 第22回日本中毒学会総会・学術集会 主催
- 2002年3月31日
- 大谷美奈子教授 退官
- 2002年4月1日
- 大学大学院医歯薬学総合研究科病態薬物治療学(旧救急医学) 設置
谷川攻一教授 就任
- 2003年
- 新病棟内に集中治療病棟部(ICU 8床/HCU 16床/熱傷室 2床) 開設
- 2004年3月
- 三次被ばく医療機関 指定
- 2005年4月1日
- (医学部創立60周年)
高度救命救急センター 開設(高度救命救急センター 20床/ICU 6床)
文部科学省特別教育研究費「地域との連携による「救命救急医療」の高度化事業」採択
(2005年~2009年)
- 2007年5月26日
- 第23回日本救急医学会中国四国地方会 主催
- 2009年4月1日
- 救急科 設置
- 2010年4月1日
- 文部科学省特別経費大型プロジェクト 「ドクターヘリ・ICTを取り入れた総合的遠隔地救急医療支援人材育成プログラム」採択(2010年~2012年)
- 2011年3月11日
- 東日本大震災被災地へDMATおよび緊急被ばく医療チーム派遣
- 2012年2月1日
- HCU 設置
- 2012年3月29日
- 広島県災害医療支援拠点病院指定
- 2012年4月1日
- 大学大学院医歯薬保健学研究院応用生命科学部門救急医学 改組
- 2013年4月1日
- 広島県ドクターヘリ(広島県ドクターヘリ基地病院指定) 就航
文部科学省特別経費大型プロジェクト 「大災害被災地医療を担う人材育成のための横断的教育
プログラム-被災地における長期医療ニーズに応える医療人育成-」採択(2013年~2015年)
- 2013年8月24日
- 第1回日本放射線事故・災害医学会 主催
- 2014年8月20日
- 広島市安佐地区豪雨土砂災害被災地へ医療チーム派遣
- 2014年11月29日
- 第23回日本熱傷学会中国四国地方会 主催
- 2015年3月31日
- 谷川攻一教授 福島県立医科大学 異動
- 2015年9月1日
- 志馬伸朗教授 就任
- 2016年2月1日
- 大学大学院医歯薬保健学研究院応用生命科学部門救急集中治療医学 改称
- 2016年4月
- 災害等の医療支援・熊本地震
- 2017年~2021年
- 【国立研究開発法人日本医療研究開発機構 (AMED)】
医療機器等における先進的研究開発・開発体制強靱化事業
術中の迅速な呼吸異常評価のための連続呼吸音モニタリングシステムの研究開発
- 2018年~
- 災害等の医療支援・福島県ふたば医療センター附属病院への医療支援
- 2018年5月11日・12日
- 日本救急医学会中四国地方会(広島市) 主催
- 2018年7月6日-29日
- 広島豪雨災害へ医療チーム、統括本部要因派遣
- 2018年10月13日・14日
- 小児集中治療ワークショップ(京都市) 主催
- 2019年4月1日
- 大学院医系科学研究科救急集中治療医学 改称
- 2020年
- 【診療科・病床】
高度救命救急センター/ICU/HCU再編(2020年)
→高度救命救急センター(ICU10床、ECU12床)、HCU10床へ
【国立研究開発法人日本医療研究開発機構 (AMED)】
ウイルス等感染症対策技術開発事業(実証・改良研究支援)
呼吸音遠隔モニタシステムに関する研究開発
危機医療センター設置
- 2020年1月
- 【診療科・病床】
病院診療科名:救急集中治療科に改称
- 2020年7月
- 災害等の医療支援・九州豪雨災害におけるDMAT派遣
- 2020年12月
- 第42回日本呼吸療法医学会学術集会(京都市) 主催
- 2020年~2021年
- 災害等の医療支援・新型コロナ感染症流行における医療派遣(沖縄、東京)
- 2021年
- 【国立研究開発法人日本医療研究開発機構 (AMED)】
新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業
新型コロナウイルスに対する体外式膜型肺(ECMO)診療データベースの利活用
- 2022年
- 【国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)】
新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業
改良型 CRISIS を用いた COVID 19 患者の臨床エビデンス構築と診療・医療機器開発支援
- 2023年3月
- 第50回日本集中治療医学会学術集会(京都市)主催
- 2023年5月
- G7広島サミット対応:現地対策本部医師派遣、VIP対応医療構築
- 2024年
- 日本集中治療医学会第8回中国・四国支部学術集会(広島市)主催(予定)
- 2025年
- 第8回日本気道管理学会主催(予定)
第43回日本麻酔・集中治療テクノロジー学会主催(予定)