集中治療について

Intensive Care

敗血症治療のオピニオンリーダー

重症敗血症・多臓器不全の患者を広島全域より受け入れており、また院内患者の敗血症治療にも中心的役割を担っています。小児も含めた血液疾患患者や臓器移植患者も多く、複雑な重症病態に各診療科と垣根低く協働して治療にあたっています。RRSによる早期治療介入や感染症科との週1回の合同カンファレンスでの抗菌薬治療戦略を通して、病院全体の質改善 にも取り組んでいます。

敗血症治療のオピニオンリーダー

ECMOセンターとして

最先端の呼吸管理を 体外式膜型人工肺(VV-ECMO)症例は国内トップレベルの症例数を誇っており、近隣病院との連携で重症呼吸不全患者の集約化ができつつあります。呼吸器専門医の資格をもつ専門医が常駐し、間質性肺炎やその他の呼吸不全の救命に効果を上げています。看護師や臨 床工学技士、理学療法士など多職種でのECMOチームを構築しており、一般的な人工呼吸 器管理からECMOシミュレーションまで多くの院内勉強会を開催しています。

ECMOセンターとして

診療体制

1日のスタートはカンファレンスから始まります。
最大34床を有する当科の患者について、研修医~卒後10年目の医師が中心となり患者を分担しており、カンファレンスでは若手を中心とした熱い治療方針の議論がかわされます。重症患者の集中治療を中心とし、救命センターとして急患対応にもあたります。勉強会や抄読会など日常診療以外でのスキルアップのチャンスに恵まれています。また、ママさんを含んで6名の女性医師が在籍しており、女性にも働きやすい環境を提供できています。

チームでの余裕のある診療体制

広島県内唯一の大学病院として

救急集中治療は黎明期にあり、先達の絶え間ない努力を引き継ぎ飛躍させていく義務 があります。週に1回のJournal Clubを通して臨床研究の理解を深め、レターの投稿や自分での研究計画の立案などを上級医と共に学びます。もちろん若手であっても学びだけでなく、多くの研修医やポリクリの医学生へのアウトプットを経験することで、 教育の醍醐味を味わうことができます。自らが教えた研修医や学生が救急集中治療の門を叩いて来てくれた時の喜びは診療とは一味違うものです。

ICT(Information and Communication Technology)

命の砦 ダイジェスト